この事務所で働き始めて５年弱になります。

前職も会計事務所で６年ほど勤めたのですが、昔ながらの、きっと多くの方がイメージされるような会計事務所で、ただ毎月書類を受け取り、それをソフトに打ち込んで終わりという感じでした。会計事務所として、お客さんにとってそれでいいのかな？っていう疑問がずっとあったんですが、そんなことを先生に言えない空気でしたね。

そんなこともあって、会計事務所の仕事自体が嫌だったとか、どうしてもその事務所をやめたいという気持ちはなかったんですけど、なんとなくそろそろ転職してもいいのかな？という気持ちがあって。子供も大きくなってきたし、自分が成長するために転職するとしたら、もう最後のチャンスだなと思って……。それで、会計事務所向けの求人サイトに登録したんですね。で、探していたら偶然ここ（IKJ）を見つけて……。

具体的には、この事務所の代表である市川所長の理念に共感しました。過去会計じゃなく、未来会計っていう言葉ですね。それは、今までの事務所ではまったくなかった考え方でしたし、それを見て、「あぁ、私がずっともやもやしてた答えはこれ（未来会計）なんだ。お客さんをサポートするってこういうことだな。私はこれがやりたかったんだ。」って思いましたね。

それで、やっぱり少し悩んだりもしたんですが、面接を受けてこの事務所で働くようになりました。

お客さんにとって、未来会計をやるってことは、自分のアドバイス次第で、お客さんの３年後、５年後、１０年後の決算書が大きく変わるっていうことなんです。お客さんの望んでいる姿を実現していくってことなんですね。それが如実に現れるのが決算書ってだけなので、別に数字の話だけをする普通の会計事務所の仕事とは全然違います。自信もないし、もう毎日怖くて……。

でも、ある日、所長と話をしていわれた言葉があって。それは「自信がなきゃ失礼だ」って言葉なんですけど、自分を信じるって書いて自信ですよね。だから、自信がないってことは、私が自分を信じられていないのに、お客さんには私を信じてくれって言っているんだなと思って。

そこから変わりましたね。自信があるとかないとか関係なく、もう自分を信じるしかないんだって、腹をくくりました。そうしたら、世界が変わりました。見える世界も違うし、お客さんに対する意識だとか、責任感も変わりました。

今、私がやっていることは、お客さんに決算書を持っていって、目標と比較しながら、達成できていることはそのままの調子で、達成できていないことがあれば、その原因を一緒に考えて次の行動計画を決めること。それと、数字のことだけじゃなく、お客さんからいろんな話を聞いて、悩んでいることに対して解決策を提案したり、アドバイスをしています。

そうした中で、私がはっきり言えることは、未来会計をやっている会社って、ちゃんと成長しているんですね。

もちろん、やる気があるから未来会計をやっているっていうのもあると思うんですが、お客さんが未来を自分で作ると決断した会社は、こんなに強いんだって思います。

うちのクライアントって、本当にやる気のある方が多くて。これは、以前いた事務所と比較するから分かることなんですが、担当冥利に尽きるなと思っています。

会計事務所の仕事って、お客さんの資料をもらってきて決算書を作ることがメインだと思われているかもしれませんが、そんなのはクラウド会計とネットバンクを提携したり、RPAなんかのソフトを使えば、私たちよりも早くて正確にできてしまいます。これだけITツールが進歩してきて、今後はもっと加速していく中で、そんな付加価値のない仕事はどんどん淘汰されていきます。

だからこそ、私たちと一緒にもっと経営を学んだり、お客さんのことを勉強して、お客さんと一緒に成長していける事務所を目指しましょう。

そのために、やる気があって明るく、色々提案してくれる人と働けたら嬉しいです。