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IKJは会計事務所で製版分離を取り入れた働き方を実践しています。
そのため、他の税理士事務所とはキャリアプランが少し違います。


担当者制から、組織全体でのサポートへ
~製販分離による働き方~

Responsible system

現在、世の中にある多くの税理士事務所では、1担当制1クライアント制というキャリアモデルを敷いています。
つまり、あなたが税理士事務所に採用された場合、クライアントの資料集めから月次書類や申告書の作成、訪問まで顧客ごとのすべての業務を一人の担当者が責任を持ってこなすというスタイルです。その場合、成長に応じて担当するクライアントの数が増えていき、自分の担当数がそのままあなたの評価になっていきます。

このモデルのメリットは、クライアントごとすべての情報を一人の担当が知っていることで、どんな問題が起きても担当に連絡すれば解決する点にあります。が、クライアントの情報が社内に共有しづらいため、担当が怪我をしたり病気になったりすると、一気に業務が滞ってしまい、お客様にご迷惑をおかけすることになってしまいます。また、IKJでは社員一人一人が自分のライフスタイルを大切にしてほしいと思っていますが、従来のような担当制だと、担当と持つと休むことが難しくなり、仕事が休めず子どもの運動会にいけないなんてことも出てきます。



そうした点を踏まえ、IKJでは、顧客への訪問や相談の窓口、事務所内での書類作成、領収書や請求書の入力などをすべて役割分担して行っています。担当が一人ではなく、チームとしてクライアントをサポートしていくという体制です。
そのため、

Ⅰ.クライアントと面談しコミュニケーションを取ったり、悩みの解決を図るセクション
Ⅱ.持ち帰った情報を整理し割り振り、社内の全体最適化をはかるセクション
Ⅲ.書類の入力、作成等を行うセクション

の三つに分かれています。

Ⅰのセクションを、クライアントの問題を解決し、経営支援をする部署という意味で、“ソリューション”といいます。Ⅱを、社内の全社的な調整、取りまとめや最適化を図るという意味で、“コーディネート”と名付けました。Ⅲの会計書類の入力や資料の作成する部署を、会計事務所の土台を創り上げるという意味を込めて“ビルド”と呼んでいます。

IKJでは、ソリューションとコーディネートの二名で、一人のクライアントを担当する「2担当制」を採用しています。

このモデルのメリットは、業務を役割分担することにより、一人ひとりが、より多くのクライアントを持つことができること。外交的な人や、情報をまとめることが得意な人など、人によっての得手不得手をフォローしあいながら業務を進めるので、ストレスが少なくなり、より自分の得意分野を伸ばして成長していくことができるという点が挙げられます。

チームの連携をいかに良くするか、いかにクライアントの課題を共有していくかなど、課題はありますが、苦手なことも得意なこともすべてを自分で進めていくのに比べ、得意なことを伸ばせるため、やりがいもありますし、ストレスも少なく個人の成長も早いため、新しいことをどんどん取り入れ、付加価値を高めていくIKJの成長には合っていると考えています。

クライアントに対する効果

「2担当制」によって、クライアントにもメリットが生まれます。
チームで分担して業務を行っていくことで、より迅速かつミスや漏れが少なく問題解決を図ることができますし、疑問や質問に対して返答をもらうまでのタイムロスも少なくてすみます。内容によって、スペシャリストが対応できるので、一人で担当するやり方に比べてクオリティの高い仕事を提供することができるようになります。

また、万が一、担当が病気になって長期の休みをとった際にも、クライアントの課題や、状況などがチームで共有できているのでリカバリに要する時間も少なくてすみ、またクオリティを一定に保つことができます。

こうした点からも、「2担当制」は、クライアントとともに成長する組織を目指すIKJにとって、最適な方法だと考えています。





それぞれのキャリアプラン

Career plan

IKJのキャリアプランには、三つのセクションがあるとお話しましたが、それぞれによって求められるスキルが変わってきます。

ソリューションの担当

IKJの業務において、ソリューションにお願いしたいのは、クライアントとのコミュニケーション能力(ヒアリング、コーチング力や提案力)です。このスキルを磨きながら、クライアントに信頼され、起きうる多くの課題を一緒に解決してください。

クライアントは、人の悩みや売上、資金繰りの悩み、将来の悩みなど、多岐にわたるいろいろな悩みを抱えています。IKJは税理士事務所ではありますが、そうした様々な悩みを、一緒に解決し成長していくコンサルティング会社なのだと考えています。


コーディネートの担当

コーディネートにお願いしたいのは、全社的な調整です。ソリューションとビルドをつなぐ大事な組織の要であり、ビルドとは綿密に仕事の割り振りを決め、ソリューションとはコミュニケーションを密にとってクライアントの情報をシェアする必要があります。組織として業務がスムーズに行えるのは、コーディネートの力が大きいのは言うまでもありません。



ビルドの担当

ビルドでお願いしたいのは、クライアントの書類をいかに迅速に作れるか、いかに分かりやすく作れるか、どれだけ品質を上げていけるか(見たときに分かりやすく、すぐにポイントが頭に入ってくるか)になります。ソリューションとコーディネートがクライアントと円滑にコミュニケーションを図れるようになり、結果、ビルドの信頼もアップしていくことができます。コーディネートと密に連携し、クライアントがもつ多くの悩みに対して、常にお客様目線での品質向上を心がけてください。



もちろん、お互いがお互いの業務をより知るために、一定期間それぞれの役割を交換したり、お互いの業務に帯同したりすることもあります。

税理士事務所未経験の方の場合、こうした業務をこなせるようになるには、最低でも7~10年かかるといわれます。が、IKJはそういった方でも3年で一人前といわれる以上のスキルを身につけることができるように、業務をチェックリスト化し、経験を積みながら学んで頂ける環境になっています。(経験者の方であれば、スキルを考慮し優遇しますので、もっと早く活躍していただけます。)



キャリアのステップアップについて

About career Step

IKJでは、大きく分けると以下の3つのステージに分かれています。

J:一般の会社でいわれる新人~主任レベル
S:一般の会社でいわれる課長や部長などの管理職レベル
M:一般の会社で言われる役員レベル

この中でもクラス分けがあり、職務内容や報酬も各個人のスキルに応じてステップアップを目指します。こうしたステージごとのクラス分けにより、各自の成長目標が明確になり、自分が評価されるために身につけるべき必要なスキルに邁進していただけます。


セクションの希望について

まずは、応募する際に、自分はどのセクションに向いているか、希望を教えてください。(まだ、わからないという方は、そのようにお伝えいただければ大丈夫です。)お互いに、面接で話をしながら、向き不向きやスキルレベルを確認し、あなたの所属を決めていきます。

採用後、実際に業務をこなしながら、やっぱり適正が違うと思う場合もあると思いますが、そうした場合、また配置を移動したりクラスを見直したりしながら、あなたが一番実力を発揮でき、成長することのできるキャリアプランを歩んでいっていただきます。